
シワ・たるみ
シワ・たるみ
お顔のシワや小ジワは乾燥や紫外線などを主な原因として、誰にでもできるものです。10代の方のように肌に潤いや柔軟性を与える成分が十分に保持されている時は、シワや小ジワができても元に戻る力が働き、ほとんど痕を残しません。
ところが加齢に伴いコラーゲンが減ってくると、小さなシワでもだんだんと深く刻まれるようになっていきます。そうなると、メイクで隠すのも一苦労です。また、若いうちから適切なケアを心掛けることで将来のシワを可能な限り予防することも可能です。シワが増えてきたと感じたら早めに対処することが大切です。当院ではお悩みに合わせた的確な診断と処置で、お悩み解決をお手伝いさせていただきます。
シワには、「たるみジワ」「乾燥ジワ」「表情ジワ」などいくつかの種類があります。以下にシワの種類について解説していきます。
乾燥によって肌の表面の保湿ができず、かさついてちりめんのようになったり、細かい線状になったりするシワがあります。これが乾燥ジワです。
喜怒哀楽の表情をつくる筋肉の動きでできるシワです。不快や厳しさを表す眉間を縦に走るシワ、笑ったり目を細めたりすることによってできる目尻のシワ、眉をつりあげたりしかめたりすることによってできる額のシワなどがこれにあたります。
加齢、生活の乱れ、体調不良、過剰なダイエットなどによって起こる骨の老化、筋肉の劣化、脂肪やコラーゲンの減少などで、顔の皮膚が下方向に垂れてできるシワです。
シワの原因は人それぞれで、様々なタイプの症状があります。当院では、それぞれの症状、お悩みを解決するための幅広い治療をご用意し、仕上がりのイメージも含め、最適な治療をご提案します。
ボトックス注射は、表情ジワの改善に広く用いられている治療法です。
主成分である「ボツリヌストキシン」は、神経と筋肉のつなぎ目(神経筋接合部)に作用し、神経伝達をブロックすることで筋肉の過剰な収縮を一時的に抑制します。それにより、額、眉間、目尻などの表情ジワを自然に目立たなくする効果があります。
表情筋が繰り返し動くことでできるシワ(動的シワ)は、年齢とともに深くなり、表情にかかわらず皺が目立ってしまう固定ジワへと進行することがあります。ボトックス注射は、こうした筋肉の動きをコントロールすることで、シワの予防や、表情の柔らかさの回復にもつながります。
施術は数分で終了し、痛みやダウンタイムもほとんどありません。ボツリヌストキシンの効果は自然に消失します。効果は3〜6か月ほど持続します。効果が切れると再度注射する必要がありますが、継続していくことにより、注射する感覚は伸びる傾向にあり、より自然な仕上がりが期待できます。
当院では、医師が丁寧に筋肉の動きを診察したうえで、必要最小限の量を調整しながら施術いたします。初めての方でも安心して受けていただけるよう、自然な表情を損なわないナチュラルな仕上がりを心がけています。
気になる表情ジワがある方や、年齢とともに深くなるシワを予防したい方は、ぜひ一度ご相談ください。
ボツリヌストキシンは、神経末端から筋肉への刺激伝達(アセチルコリンの放出)をブロックすることで、筋肉の過剰な動きを抑えます。これにより、表情筋によって引き伸ばされていた皮膚がゆるみ、シワが目立たなくなります。
適切な部位と量を守って注射すれば、自然な表情を保ちながらシワだけを改善することが可能です。当院では、経験豊富な医師が診察のうえで、最小限の量で自然な仕上がりを目指しています。
通常、注射後2〜3日で効果が現れはじめ、1〜2週間で最大の効果が出ます。効果の持続期間は3〜6か月程度です。
細い針を使用するため痛みはごくわずかです。施術後に軽度の腫れや内出血が起こることがありますが、多くは数日以内におさまります。妊娠中・授乳中の方には施術できません。
CLEAN&BLOOM PLAEPO(プラエポ)はエレクトロポレーションにプラズマ照射、イオン導入、超音波クレンジングを複合的に行う新しい治療方法です。エレクトロポレーションは、微弱な電気パルスを皮膚に与えることで、角質層に一時的な「すき間」を作り、有効成分を肌の奥深く(真皮層近く)まで届ける技術です。注射やレーザーを使わず、痛みやダウンタイムがほとんどないため、肌にやさしい非侵襲的なエイジングケアとして人気があります。
しわ治療では、ヒアルロン酸、ビタミンC、ペプチド、成長因子(EGFなど)といった美容成分をエレクトロポレーションによって導入し、肌のハリ・弾力を高め、表情ジワや小ジワを目立ちにくくする効果が期待されます。また、肌の水分保持力やターンオーバーを促進することで、しわの予防にもつながります。当院ではセットによるエレクトロポレーションがお勧めです。一度でも十分効果を実感できる施術となりますが、繰り返し施術することで乾燥による小ジワやくすみの改善、ふっくらとした若々しい肌質へ導きます。
エレクトロポレーションにより、肌の奥まで有効成分(ヒアルロン酸、成長因子など)を届けることで、真皮のコラーゲン産生が促され、小ジワや乾燥ジワの改善、肌のハリ感アップが期待できます。特に目元や口元の細かなしわに有効です。
ほとんどありません。電気刺激による軽いピリピリ感を感じることがありますが、麻酔は不要で、施術後すぐにメイクも可能です。
初めは2〜3週間に1回のペースで数回継続し、その後は月1回程度のメンテナンスがおすすめです。効果は施術成分や肌の状態にもよります。
注射を使わずに肌全体にまんべんなく成分を届ける方法です。ボリュームアップよりも、肌質改善・ハリ感アップ・予防的ケアに適しています。
CO₂フラクショナルレーザーは、炭酸ガスレーザーを細かく、点状に照射することで、肌の再生を促す治療法です。肌表面をすべて削るのではなく、点状に部分的にレーザーを当てることで、肌へのダメージを最小限に抑えながら、深層(真皮)までアプローチします。レーザーの熱刺激により、コラーゲンやエラスチンの生成が促進され、小ジワやたるみによるシワが徐々に改善されていきます。また、毛穴の開きや肌質改善にも効果があり、ハリのある若々しい肌へ導く総合的な美肌治療として注目されています。さらにレーザーで開けた微小の穴が治癒しようとするとき、皮膚全体の引き締めが起こります。それによりシワ・たるみの改善が期待できます。
肌の奥(真皮)に熱エネルギーを加えることで、コラーゲンの再構築と新生が促進され、肌のハリと弾力が回復します。その結果、細かいシワが目立ちにくくなり、滑らかな肌質に改善されます。
目元・口元の小ジワ、ちりめんジワ、毛穴に伴う浅いシワに特に効果的です。深い表情ジワにも皮膚のリモデリングが起こるため効果が期待できます。
照射中はチクチクするような刺激がありますが、麻酔クリームで軽減可能です。施術後は赤み・ヒリヒリ感・細かいかさぶたが生じ、数日〜週間ほどで回復します。ダウンタイムの程度は照射の強さによって異なります。
一度の施術でも効果はありますが、1〜2か月ごとに数回継続することで、より安定した肌質改善が期待できます。加齢や紫外線による影響を受けやすいため、定期的なメンテナンスが理想的です。
CO₂フラクショナルレーザーは皮膚の質そのものを改善する治療です。筋肉の動きを抑えるボトックスや、ボリュームを補うヒアルロン酸注入とは作用機序が異なり、併用するとより総合的な効果が得られます。
CO2フラクショナルレーザーを照射した後に、CLEAN&BLOOM PLAEPO(プラエポ)を行うと、有効成分がさらに皮膚に浸透することになるため相乗効果が期待できます。
加齢とともに現れるシワやたるみはコラーゲンの減少に伴い、皮膚自体が伸びてきて余ってしまっているとも言えます。確実な改善を目指せる治療法が余ってしまった皮膚を取り除く手術です。余分な皮膚やたるんだ組織を切り取って全体的に引き上げることで、シワやたるみを物理的に除去・緩和する方法です。
部位や症状に応じて、以下のような方法があります。
外科的手術は、皮膚だけでなく必要に応じて皮下組織(SMAS層)までアプローチできるため、他の治療よりも大きな効果と持続性が期待できます。効果とダウンタイムによって様々な方法が選択できます。
シワの原因の一つである皮膚のたるみや余剰な組織を切除・引き上げることで、皮膚表面のシワが伸び、若々しい輪郭や表情を回復させることができます。
手術後は腫れや内出血が1〜2週間程度あります。皮膚を切除する以上、キズはできますがなるべく目立たない部位(髪の生え際、耳の後ろ、まぶたのしわに沿って)に置き、時間とともに自然になじみます。術後ケアも丁寧にご案内します。
個人差はありますが、5〜10年程度効果が持続することが多く、他の非手術的治療(レーザーや注射)に比べて圧倒的に長いのが特徴です。
一定の持病がある方や抗凝固薬を内服中の方は、手術が制限される場合があります。事前にしっかりと診察・血液検査などの安全評価を行い、無理のない範囲で適応を判断します。
ボトックスやレーザーは主に軽度〜中等度のシワや予防的ケアに適しており、皮膚のたるみや深いしわには限界があります。一方、皮膚切除手術は物理的に余剰組織を取り除けるため、より確実な改善が可能です。
年齢を重ねた肌のたるみや深いシワでお悩みの方にとって、皮膚切除を伴う手術は最も本質的な治療選択肢の一つです。まずは医師による丁寧な診察・カウンセリングを受けて、ご自身に合った方法を見つけていきましょう。
たるみとは、肌のハリがなくなり、しぼんだ皮膚が重力に負けて下がっている状態のことです。人は年齢を重ねるごとにやさしい顔になっていくものですが、それは加齢によるたるみが原因のひとつになります。ほうれい線やまぶたのたるみ、口もとのマリオネットライン、首のたるみなどは目立ちやすく、年齢以上に老けた印象になります。逆に、肌のハリを保っている人や頬がふっくらとリフトアップしている人は、実年齢よりもずっと若く見えることが多いです。
皮膚がゆるむと全体的にハリのないしぼんだ風船のような肌になります。化粧ノリが悪くなったり、老けて見られたりする原因になります。肌の内側に不足している弾力成分を補う治療方法があります。
皮下脂肪は多くても少なくてもたるみにつながります。まぶたがたるんで重い方や目の下のクマがハッキリしている方、頬のたるみなどがあげられます。
加齢で表情筋がゆるむと、皮膚や皮下脂肪も一緒に下がってたるみが生じます。筋肉層からたるみが起こっているので、しわも深く刻まれやすいのが特徴です。弱った筋肉をサポートして肌をしっかりリフトアップすることでたるみを解消できます。
CLEAN&BLOOM PLAEPO(プラエポ)は、微弱な電気刺激を使って肌に一時的な「すき間」を作り、高分子の美容成分(ヒアルロン酸、成長因子など)を肌の奥まで浸透させる技術です。
コラーゲン生成を促す成分を導入することで、ハリ・弾力が高まり、たるみを予防・軽減する効果が期待されます。
痛みやダウンタイムがないため、お肌のメンテナンスとして定期的に受けたい方におすすめです。
CO₂フラクショナルレーザーは、肌に極小の穴を無数に開け、創傷治癒力を利用してコラーゲンを再構築する治療です。皮膚の引き締めと再生が促進され、たるみによって生じた肌のゆるみやシワを改善します。
複数回の施術で徐々に効果が現れ、肌のハリやキメも同時に整えられるのが特長です。小じわとたるみを同時にケアしたい方に最適です。
皮膚の余剰や深いたるみに対しては、外科的な皮膚切除やフェイスリフト術が最も効果的です。加齢により下がった皮膚・脂肪・筋膜(SMAS)を引き上げて再配置し、根本からたるみを改善します。
フェイスラインのたるみ、マリオネットライン、首のたるみなど、目に見える変化と長期的な効果を求める方に適した治療法です。
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