睫毛内反症手術
睫毛内反症手術
睫毛内反とはまつ毛が内側を向いてしまうため眼球の表面に傷がついてしまう疾患です。生まれつきまつ毛が内側を向いてしまう方(先天性)と、年齢が進むにつれてまぶたが内側を向いてしまい、眼球が傷ついてしまう方(後天性)の2つに分けられます。
治療方法としてまつ毛を切ったり、抜いたり、繰り返してしまう場合にはまつ毛が生えなくしてしまう方法などがあります。まつ毛を生えなくしてしまうと反対にゴミが目に入りやすくなってしまったり、見た目にも影響があるため、手術加療が適応となります
上まぶた(上眼瞼)
まつ毛が目の中に入らないようにするにはまつ毛の生え魏を外側に向ける必要があります。そのためには①ふたえにする②生え際を引っ張って外側を向かせることが必要となります。
元々の二重の線や最も自然に見える二重の幅で切開ラインをデザインします。まぶたは左右ありますので左右が対象になるように慎重にデザインします。
まず目薬の麻酔から行います。若干しみますが後々の痛みを取る意味で有効な方法です。無色透明の消毒液を使用します。少し冷たく感じるかと思います。目に入っても安全ですが目はつぶっておいてください。手術する部位を少し広めに消毒することで術後の感染を予防します。その後、滅菌された覆布をかけて手術する場所の清潔を保ちます。顔全体がおおわれることになりますので息苦しかったり、不快感を感じたり場合は遠慮せずにお伝えください
細い針を使って行います。外側から麻酔を行い、徐々に内側に麻酔をしていきます。これはまぶたの内側のほうが外側にくらべ痛みを感じやすいからです。麻酔には痛みを取るほかに出血を抑える効果もありますので重要です。
痛みが取れていることを確認した後、メスで皮膚を切開します。瞼板と呼ばれるまぶたの軟骨を露出させます。
眼輪筋と呼ばれる皮膚の下にある筋肉を糸で固定することで目を開けたときに引っ張られてまぶたの縁が上に向くようにします。
細い糸で皮膚を縫合して手術終了です。
塗り薬を塗ってガーゼで保護し、テープで固定します。まぶたにガーゼを当てるためガーゼによって視野が狭くなります。下を向くのはおおよそ問題ありませんが上の視野が狭くなるため注意が必要です。
また術後の腫れを防ぐ目的で下まぶたにもテーピングを行います。下まぶたに傷があるわけではないのでご安心ください。
下まぶた(下眼瞼)
上まぶたと同様に下まぶたのまつ毛が内側を向いてしまうことがあります。
下まぶたの場合、皮膚が物理的にまつ毛を押して眼球の表面を傷付けてしまうことがあります。なので、通常、2~3mm程度皮膚を切除します。
上まぶたと同様です
上まぶたと同様です
痛みが取れていることを確認した後、メスで皮膚を切開します。皮膚が余っている場合は皮膚とその下の眼輪筋を一部切除します。これだけでもまぶたの重さが軽減します。
下眼瞼牽引筋膜腱膜(lower eyelid retractor)を瞼板に糸で引っ張ることで下眼瞼を外側に向けるようにします。
細い糸で皮膚を縫合して手術終了です
塗り薬を塗ってガーゼで保護し、テープで固定します。まぶたにガーゼを当てるためガーゼによって視野が狭くなります。
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