クリニック情報
- 医院名
- 医療法人社団如月会
かとう皮フ科形成外科
- 理事長
- 加藤 達也
- 診療科目
- 皮膚科・形成外科
- 住所
- 〒166-0003
東京都杉並区高円寺南
1丁目7-4-302 - 電話番号
- 03-3313-4112
一般皮膚科
アトピー性皮膚炎を含む湿疹、かぶれ、手荒れなどの皮膚炎やアレルギー症状、にきび、乾燥肌、じんましん、うおのめ・たこ、帯状疱疹、単純ヘルペス、尋常性乾癬、掌蹠膿疱症、水虫・爪水虫、白斑、円形脱毛症、皮膚腫瘍(ほくろ、粉瘤、皮膚がん)などあらゆる皮膚疾患に対応しています。
必要に応じて皮膚生検・血液検査・パッチテスト等を施行し診断・治療を行います。
また小児疾患ではアトピー性皮膚炎、乳児脂漏性皮膚炎、あせも、とびひ、いぼ、水いぼ、おむつかぶれなど、こどもに多い皮膚科疾患を診察しています。
おもな皮膚疾患
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎は、左右対称にでる、よくなったりわるくなったりを繰り返す、かゆみのある湿疹が特徴です。
患者さんの多くはアトピー素因をもっています。また 年齢とともに症状が変化していきます。
アトピー性皮膚炎は、その根本に皮膚の乾燥しやすさやバリアー機能異常があり、そこへ様々な刺激やアレルギー反応が加わって生じると考えられています。
アトピー性皮膚炎の治療には、ステロイドや非ステロイドの塗り薬による外用療法、注射や飲み薬を使った全身療法があります。
いまでも、塗り薬による外用療法が治療の基本です。
悪くなったら薬を塗るのではなく、悪くしないように薬をぬる。根気のいる治療ですが、目指す最終的なゴールは、アトピー性皮膚炎であることをあまり意識しないで日常生活を送ることができて、その状態を維持していくことです。
現時点では病気そのものを完全に治す方法はありませんが、外用療法では症状が抑えきれない場合には、注射や飲み薬による全身療法を行うことにより、かなり良い状態で症状をコントロールしていくことができます。
にきび
医学的には尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)膿疱性ざ瘡といわれる病気です。
命にかかわる病気ではありませんが、にきびができると気分もすぐれず、日常生活に影響します。にきび痕を未然に防ぎ、にきびによる心理的な影響を減らすために、できるだけ早期に治療を開始し、さらに良くなった状態を維持する治療の継続が大切です。
治療は、ニキビの原因とされる毛穴の詰まりを改善するアダパレンや、毛穴の詰まりを改善するほかに、アクネ菌にも有効な過酸化ベンゾイルの外用を中心に、個々の患者さんの症状に合わせて、抗菌剤の外用や内服、ビタミン剤や漢方薬を併用します。
ニキビ跡を治す治療もありますのでご相談ください。
じんましん
じんましんとは、突然赤いブツブツやむくみを伴い、強いかゆみを感じる皮膚の病気です。最初は蚊に刺されたようなふくらみ(膨疹)が起こり、かゆみや灼熱感を伴います。数十分から数時間後で消えることもありますが、次々とでたり引っ込んだりしながら一日中つづくこともあります。
最初の症状が出始めてから1ヵ月以内におさまるものを「急性じんましん」といいます。症状が1か月以上続くものを「慢性じんましん」といいます。また、アレルギー性のじんましんのように原因のはっきりしているじんましんと、原因のわからない、特発性といわれるじんましんがあります。
治療の基本は、原因・悪化因子の除去・回避とヒスタミンH1受容体拮抗薬(抗ヒスタミン薬)を中心とした薬物療法です。治りがわるいときには内服量を増やしたり、他の非鎮静性抗ヒスタミン薬を併用しますが、それでも難治な場合は注射の治療もあります。
水虫
水虫とは皮膚の角質層がカビの一種である白癬菌に感染することで、皮膚が皮むけしたり、水疱ができる病気です。水虫は足にできる場合が大多数ですが、からだのいたるところにできます。
診断は直接顕微鏡で白癬菌の有無をしらべます。多くの人は足が痒くなるとすぐ水虫と思い込みがちですが、直接白癬菌が証明されませんと、水虫ではありません。
治療の中心となるのが塗り薬です。薬を直接患部に塗ることで、白癬菌を殺したり、その発育を抑えたりする目的で用います。抗真菌作用をもつ外用剤を治るまで塗る必要があります。
爪水虫の場合には、内服治療もあります。
帯状疱疹
帯状疱疹は、水ぼうそう(水痘)を起こすウイルスと同じ水痘(すいとう)帯状疱疹ウイルスによって起こる病気です。初回の感染では水ぼうそうになり、知覚神経の奥に残ったウイルスが再活性化すると帯状疱疹になります。
発疹がでる前にヒリヒリ、チクチクとした痛みだけのことが多く、2・3日して痛みを感じた場所にブツブツとした赤い発疹ができて、小さな水ぶくれとなって帯状に広がります。
特に背中から胸、腹部などによくみられますが、顔、四肢などいたるところにでます。症状が現れるのは体の左右どちらか片側だけであり、一度に2ヵ所以上の場所に現れることはほとんどありません。
なるべく早期の段階から抗ウイルス薬の内服がお勧めです。